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株式とは? |
株式とは、小難しく言うと、株式を発行している会社(株式会社)の所有権を表す証券ということになります。
証券とは、なんらかの権利・義務を証明するための証明書ということなり、株式(株券)を保有するということは会社の所有権を持つということになります。
そもそも、株式会社というのは、大規模な投資が必要だった大航海時代(本当はもうちょっと前)に投資家から出資をしてもらいその出資金を基にして船を購入し、その船で貿易にでかけ、その貿易の収益は投資家に配分されるというものでした。
もしも、途中で船が難破したり、海賊に襲われたりしても、投資家は出資した額だけの損失で済み、また見返りは途方も無く大きなものでした。
このことが株式会社という会社形態のもとになっています。
話がずれましたが、株式会社に投資をする(株券を持つ)ということは、会社が生み出す利益の分配を受ける権利があります。また、会社の利益が思うように上がらないときは、経営をまかせている社長などの重役(取締役)を解任することができます。
普通の感覚ですと、会社で一番えらいのは社長。という発想が出がちですが、実際には
株主(株券を持っている人)>社長
という形になります。厳密には株主一人一人が偉いわけではなく、株主の集まりである「株主総会」が一番えらいということになります。
株主総会とは、株主が意思決定を行う会議のことで、ここで会社の決算や利益の処分案などについての審議が行われます。各株主は1株につき1票の投票権を持っており、その投票の多数決により審議内容が可決か否決される形になります。つまり、株主総会とは会社の意思決定機関ということになります。
さて、それでは、株券を持つ(=株主になる)と一体どのようなメリットとデメリットがあるのかについて、簡単に説明します。
株主のメリット
@会社の利益に応じて「配当」を受けることができる。
A株主総会を通じて会社の経営に参加することができる。(放棄することも可能)
B会社によっては自社製品などを株主に安く(無料で)提供してくれる(=株主優待)
C会社の株価が上がればその株式を転売して利益を得ることができる。
株主のデメリット
@会社の業績が悪くなった場合、株価が値下がりし、損失をこうむる可能性がある。
株式を持つ(=株主になる)と上記のメリットとデメリットを同時に持つことになります。
ただ、昨今の異常な低金利時代に株式を持つということは自身の資産形成においても、資産の保全という意味でも意味のあることだと私は考えます。
ただ、まったくの無知な状態で株式市場に飛び込むよりもある程度の知識を持った上で飛び込むのでは、そのリスクの大きさはまったく異なります。ぜひ、勉強をして魅力あふれる株式市場に飛び込んでみてください。
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